「自分はありふれた日常の中のありふれた住人」だと思っていた主人公の隼太。
いつもと同じようにいつもと同じメンバーに囲まれ、賑やかな学園生活を過ごす。
そして、卒業、進学、就職、結婚……
そういった「なんてことのない誰もが通る道をなぞった人生」を送るだろうと漠然と思っていた。

それが一変したのは、ある日、舞い込んだひとつの依頼。

「旧校舎に幽霊がいるので調べて欲しい」
真偽を確かめる為、隼太の幼馴染みで生徒会長の透子を中心とした生徒会役員達で結成された「なんでも屋」が旧校舎の調査を開始。
全員で旧校舎に入り、怪異の原因を探り、なんてことはない理由だったと依頼人に安心してもらう……はずだった。
怪異は存在した。そして、透子達に襲い掛かる。