広原セリカは主人公・花咲桃真にとって、幼い頃からのあこがれの存在だった。 高い塔の上から、さびしそうに遠くを見つめる彼女を、 桃真は童話のお姫様であるラプンツェルという勝手なあだ名で呼んで、いつも会いに行っていた。 幼い頃から、今に至るまで、ずっと。 言葉も交わせず、ただお互いの存在を確かめるだけの日々に大きな変化が起きた。 父ルドマンにより生まれて初めて外の世界に触れることを許されたセリカ。 何もかもを新鮮に感じながら歩いているところに、猛スピードで走ってくるトラックがセリカに迫る。 すんでの所を、桃真に助けられ九死に一生をえたセリカ。 それは、 父ルドマンの仕組んだ無茶な試練であり、 それに合格した桃真とセリカを結婚させるという強引な流れになってしまった。 しかしながら、昔からお互い惹かれていた同士の劇的な再会を経た2人は、ついぞ結婚をし、永遠の愛を誓い結ばれた。 世間知らずなセリカとのめくるめく純で甘い新婚生活……が始まるかと思いきや、 新妻のセリカには、とんでもない秘密があった……! それは……清楚可憐で純情なセリカには、サキュバスの血が流れていたのだった!
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