父親の仕事の都合で、妹の 伊緒 と二人暮らしを始めた主人公・八尋。 新しい学園への編入手続きも終え二人で一緒に帰路へ着くと、家の前に大きなトラックが止まっていた。 荷物はとっくに入れたはずなのになんだろうと考えながらドアに手をかけると……鍵が開いていた。 まさか、泥棒!? (ドキドキドキドキ) 緊張した足取りで、二人は物音のする二階へと向かう。 「お、重いです…… うーん……しょ……」 そこには、一際目立つ大きなピアノを、女の子 が一生懸命に押していた…… しかも下着姿で。 「え?」 「あれ?」 目の前の奇妙な光景に、二人して気の抜けた声を上げた。 何だこれ? いったいどういう状況なんだ? それにここは俺の家だよな? この半裸の女の子の家じゃないよな? 「あっ! 見ないでください! 出ていってください! 今すぐにです!! 」 視線に気付いた女の子になぜか追い出され、ドアの外で待つこと数分。 「……先ほどは失礼を致しました」 さっきまでとは違い綺麗なドレスを身に纏った女の子は丁寧にお辞儀をする。 「私はルリア・フォンディーナと申します。 家族として一緒に住まわせて頂こうと思い、ここへ参りました」 「か……」 「ぞく……???」 なんでも彼女は、とある島国の姫であり、八尋の妹でもあるという。 これを皮切りに、彼の姉妹と名乗るお姫様が次々現れて……!?
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