水葬銀貨のイストリア
水の都・アメマドイ。
海上に作られた人工島は、華やかで彩りのある美しい町並みを形成していた。
そんなアメマドイに住まう僕たちは―― いくつかの問題を抱えている。 礼儀正しく、心優しい幼なじみ・煤ヶ谷小夜(すずがや さよ) 。
奇想天外系妹・茅ヶ崎夕桜(ちがさき ゆうら) 。
ヒーローに憧れる後輩・小不動ゆるぎ(こゆるぎ ゆるぎ) 。
裏路地のゴミ箱にはまっていた、汐入玖々里(しおいり くくり)。
そして、僕こと、茅ヶ崎英士(ちがさき えいし)。心に傷を負った僕たちを待ち受けるのは、様々な思惑・事件の数々。時には部室を賭けて神経衰弱をしてみたり。 捨てられていた少女とババ抜きをしてみたり。打ち上がる花火に心を奪われながら、失くしたものを補おうとする。
僕なりの方法で、何かを成そうと懸命に生きていく。こんな僕でも、誰かの力になれるなら――
「――ハッピーエンドを、約束しよう」みんなが笑顔になれますように。涙が失われたこの町で、僕たちの成長物語は始まっていく――。
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