乙女が彩る恋のエッセンス
主人公・千原直人は、日本有数の財閥・天城家のお屋敷で働くセカンドシェフ。
とある日、雇い主である奥様に呼び出され、名門校に通う一人娘の様子がおかしいので、 欠員がでている学園の調理担当者として着任し、さり気なく様子を見てきてほしいと頼まれる。
着任当日。 舞城女学園の伝統ある校舎に圧倒されつつも、 「女の子に囲まれたこの場所が、俺の新しい職場か……」 と期待に胸を膨らませていた直人。
そんな彼に、上司・天道八雲が告げた衝撃の事実は――
「お前は今日から私の補佐として赴任することになった、朝倉千弘 。 女の子だ 」 「えっ」
「咲夜お嬢様の様子を探りやすいよう、コックとしてだけじゃなくて 女学生 としても通ってもらうから。 編入手続きももう済んでる」
「!?」
抵抗する直人だったが、目の前で泣き落しをする上司。 さらに日頃からお世話になっている奥様の顔がチラつき――
「は……初めまして、転入生兼コックの朝倉千弘です……」 バレたら任務を遂行できないどころか、ヘンタイとして通報されかねない状況の中、 中性的な容姿と学生兼コックという特殊な肩書で人目を引いてしまう千弘。
コックとして、そして伝統ある女学園の学生として、バレずに学園生活を送ることができるのか !?
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