「壊してやる。 手に入らないなら、いっそ、俺の手で――」 生意気な妹・百花に、借り物のエロ本やDVDを処分されてしまった主人公。 彼はそれらの持ち主である友人への詫びとして、百花の着替えや風呂を盗撮し始める。 そして、いつの間にか女らしく成長していた妹の身体に気が付き、いつしか “禁断の感情” が芽生え始めていく……。 一方、百花は兄の盗撮に気付いていた。 そしてその上で、何も気付いていないフリをしていた。 どうすればいいのか分からなかったこともある。 だがそれ以上に、兄の視線に悦びを感じる自分に気付いてしまった。 お兄ちゃんが私で興奮してくれている。私の裸でオナニーしている。 それってなんだかドキドキする……。 カメラに気が付くと、百花は肝心の部分がよく見えるように さりげなく気を遣った。 そして夜な夜な部屋に忍び込んでくる兄の手が、自身に触れてくるのを眠ったフリをしながら心待ちにしていた。 徐々にエスカレートしていく兄の悪戯。 このままいくと、いつか一線を越えてしまいそうで恐ろしい…… でも、お兄ちゃんだったら……。 そしてある日のこと、ついにその時が来たのを感じ、百花はうっすらと目を開ける。 だが、今まさに彼女を犯そうとしていたのは、覚悟を決めていた兄ではなくその友人だった。 「コイツ、お前のこと好きらしいぜ。 そんなに犯されたいなら、やってもらえよ」 近親相姦への渇望と怖れに歪んだ兄の感情が、まさかの惨劇の幕を開く――
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