主人公、童本隆也は退屈だった。 幼なじみの結愛から誘われた、夜のピクニック。 そんな奇妙な誘いに乗ってしまうほど、とにかく彼は毎日に退屈していた。 空に一筋の流れ星が流れ、慌てて、「何か楽しい事がありますように」 とお願いする結愛。 消える前に3回願い事が言えたと喜ぶが、流れ星はそのまま町のほうに落ちていき、隆也たちの通う学園の辺りに落下、 爆発が起きる。 遠目に見る限りだと、町に大穴が開いたりはしていない。 ふたりが唖然としていると、空にまた流れ星が流れる。 結愛は、「今度は町に落ちないで下さい」 と願い事をするが、思いが通じたのか、町のほうにではなく流れ星はそのまま結愛たちの目の前に落ちてきた! しかも土煙の中から白髪の兎耳を付けた少女が飛び出し、町のほうへと走り去っていく。 隆也はその光景を見て再び唖然としていたが、結愛は願いが通じたと喜びながら、その兎耳の少女を追い掛けて走り出す。 結愛と一緒に町に戻ってきた隆也の目に飛び込んできたのは、想像とは違う方向に変わり果てた、校舎の姿だった……
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