学園生活二年目の冬。 年が明けて少しして、二月の頭になったある日のこと。 元陸上部員だった「御神渡 隼」は、幼馴染の「霜夜 しづり」や友人の「風花 小春」と学園生活を送っていた。 冬が終われば、学園生活も残り一年。 一緒にいられる時間も少なくなり、進路によっては離れ離れになってしまう。 幼いころからずっと隼に想いを寄せていたしづり。 友達付き合いから長じて隼に想いを募らせた小春。 学園生活三年目になる前に。 バレンタインデーに、他の誰かに先を越されてしまう前に。 二人は告白をしようと決意し、想い人である隼を呼び出す。 それは偶然、同日、同時刻、そして違う場所。 隼はどちらの呼び出しに応じるのか── そこから始まる、不等辺三角形な恋模様。 先に告白した彼女と隼、そして出遅れた彼女との三角関係。
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