阿久戸 麦
阿久戸 麦
乙部家に仕える女給の一人。
職場は厨房で料理も得意なのだが、先進的な海外列強の味付けが乙部の古い人間に不評で、逆にそれを好むすぴかに重用されていた。
気難しい、と思われがちなすぴかと打ち解け、そこから有馬とも交流を深めていった。
趣味は食べ歩きと新しい料理の勉強。
明るく朗らかで、心身共に丈夫で表に出さないが男性に苦手意識がある。
故郷の実家は猟師兼農家だったが、地主の息子が麦との婚姻を強行しようとした為に、帝都に一人出奔してきた経緯を持つ為。
なおこの女給服はすぴかの趣味で着せられている、どこぞの女給カフェーの試作品。自分より体つきが女性らしい麦にいつか着せてやろうと虎視眈々と狙われていた。
別荘の男性使用人が主人公だけ、という事で追加報酬を貰って制服にしている。
「はいはい、かしこまりましたー」
「わあ怖い。じゃあもし手玉にとられたらお嬢様に告げ口しますね」
「ほら、あーんですよ? 口開けて下さい」
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