如月家に受け継がれてきた“生き人形”。 儀式の夜に姿を現し、誠一を惑わすような言葉を投げかける。 真意は不明で、人に害意を持っているかどうかも定かではない。 屋敷が事件の渦中にあってもなお、普段の態度を崩すことはない。 零が化けた姿なのか、あるいは……。 「……ふふ、楽しいわね」
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