とある年の夏休みを控えた7月のこと――。
どこにでもいる平凡な青年を自負する主人公だが、ここ1年ほどの間にその身の回りはやけに騒がしくなっていた。
その原因はすべて――引きこもり。
彼の周囲にいる4人の女の子たちが揃いも揃って家に引きこもるようになってしまったのだ。

そんなカノジョをたちに業を煮やした親たちは、バイトするか、それとも遠方の親戚宅での強制労働のどちらかを選ばせようとする。
当然ながら、バイトすることを選んだヒロインたち。
彼女達がやることになったのは、役所が用意した脱・引きこもりのための支援作業だった。
その応募資格は、作業員（つまりはヒロインたち）と一緒に出勤し、その手助けをする無給の責任者を用意すること――。
ヒロインたちの親に泣きつかれ、カノジョたちと同額の時給をもらうことを条件に、責任者となることになってしまう主人公。
とりあえず夏休みの間だけでも――！
親たちの頼みと、そしてやはり以前のようなヒロインたちに戻って欲しいこともあり、カノジョたちを更正させることを考える主人公。
そんな彼に対して、密かに思慕の気持ちを抱くヒロインたち。

こうして主人公と4人のヒロインたちとの、脱ニートの日々が始まった。